こんにちは、ルナールです。
あなたはいま、NETFLIX(ネットフリックス)で見ることができる面白い番組を探していますか?
それとも、「自分に自信が持てない・自分を愛せない」と悩んでいたりしますか?
もしどちらか一つでも当てはまるなら、NETFLIXで配信中のクィア・アイという番組のことを知ってほしい。
そしてもしも興味をもっていただけたら、ためしにどれか1話だけでもいいので見てみてほしい。
いやもう、なんなら公式サイトの予告編だけでもいいから見てみてほしい。登録とかしなくても見れますので!
きっと笑えて泣けてなんだかホッコリした気分になれると思いますし、見終わったあとはハッピーな気持ちになれるし、少しだけ自分に自信が持てるかもしれませんよ。
私なんかはハマり過ぎて、予告編を見ただけで泣けちゃいます(笑)
クィア・アイってどんな番組?
クィア・アイというのは、ファブ5と呼ばれる、ファッション・美容・インテリア・料理・カルチャーの各分野のスペシャリストのゲイ5人組が、「自分はブサイクな年寄りだからモテない」「人とは壁を作って生きてきた」「自分のことを愛せない」などさまざまな悩みを抱えた人たちを外見も内面も変身させていくという番組。
もともとは2003年に「Queer Eye for the Straight Guy」というタイトルで放送が始まりました。
当時はタイトルどおり変身させるのはストレートの(ゲイではない)男性のみが対象でしたが、その後「Queer Eye」とタイトルを変え、変身させる対象もゲイの男性や女性も含まれるようになって、2007年まで放送された大人気のリアリティ番組です。
私も当時オリジナル版をスカパーのFOXチャンネルかなにかで見ていて、お気に入りの番組だったなぁ。
今作はそのリブート版で、NETFLIXが製作・独占配信している作品。
ファブ5の魅力
左から、カルチャー担当カラモ、インテリア担当ボビー、ファッション担当タン、美容担当ジョナサン、料理担当アントニ。
この5人のなにが好きって、『変身させる』とはいっても決して上から目線ではなく常に相手をリスペクトしていて、一方的に自分の意見や価値観、変身プランを強要したり押しつけたりってことがないところ。
例えば、すっごく汚い家具だけど依頼人(ファブ5は彼らを「ヒーロー」と呼んでいるので以下ヒーローとします)が捨てるのを拒むときは、「いやいや、汚いから絶対に捨てましょ!!」って頭ごなしに言うんじゃなくて、それがどういう家具でどういう思い出があるのかなどの話をちゃんと聞いてくれます。
例えば、髪は伸び放題でボッサボサ、髭も伸び放題でモッジャモジャ・・・っていう場合でも、必ずしも「髪をバッサり切って髭もぜんぶ剃るわよ!!」ってわけじゃなくて、その人の魅力を引き出せるように、ときにはバッサリ、ときにはちょっと切るだけってことも。
そして、もしヒーローが心を開けず自分のことを上手く話せなかったとしても、相手のことをよく観察し、コミュニケーションをとり、ときには自分の過去の経験などを包み隠さず伝えるなどして、ヒーローが心を開けるように、ヒーローのことを理解できるように接してくれます。
あなたたちは神様ですか!?
そうかと思えば、ハイテンションでキャッピキャピな一面も見せてくれる(笑)
ヒーローの家に初めて訪れたときには、家に入るなり「うぇ~きたな~い!!」「いや~~なによこれ!!」「オーマイガー!!」など、もう大騒ぎ(笑)
さらに、コスプレ衣装やパーティーグッズを見つけると、全員がそれらを身に着けはしゃぎまくる。
もう、その姿がキュートで愛おしくて、こっちまで楽しい気分になっちゃうんですよねぇ。
とにかく褒めまくってくれる
ファブ5のみんなは、とにかく依頼人を褒めまくってくれます。
髪型や服装を整えれば、「キャー素敵!!」「キュート!!」「すごく似合う!!」などと褒め、主役が心を開けるようになってきたり教えたことを実践できてたりすると、「ほんとに素晴らしい!!」「最高ね!!」「惚れちゃいそう!!」などなど、それはもう、ことあるごとに全力で褒めまくる。
そして「俺は醜いから」などと自分を卑下するような発言を繰り返すヒーローに対しては、すごい勢いで「そんなことないわよ!!」「あなたは素敵なのよ!!」「そんなこと二度と言わないで!!」と叱ります。
これは、私もコンプレックスの塊のような人間なのでこのときのヒーローの気持ちがなんとな~く分かるような気がするんだけど、そうやって褒めてくれて叱ってくれて自分のことを受け入れてくれる人がいるのってすごく嬉しいんですよね。
人を褒めるのも人に褒められるのも大事だなって、本当に思います。
笑えて泣ける
悩みや鬱屈した気持ちなどを抱えているヒーローたちは、ファブ5と出会った当初は心を開けなかったり自分を卑下するような言動を繰り返したりしています。
それが、5人と接しているうちにだんだん心を開けるようになり、自信を持てるようになっていくんですよねぇ。
最初はハグをされことすらも嫌がっていたヒーローが、自分からハグをしていくようになったりとか。
そうやって成長していくヒーローを見ていると、自分も元気にハッピーになれるし変わる勇気をもらえます。
そして成長するのはヒーローだけではありません。
前述のようにファブ5の5人はハイテンションで明るくキュートで寛容な人たち。
でも、エピソードが進んでいくうちに、彼らの苦悩や、ゲイであること・黒人であることなどで差別を受けたつらい過去なども語られるようになっていきます。
キリスト教において同性愛というのは罪であると考える人も多いようですからね。
キリスト教の影響を受けた欧米諸国では伝統的に、同性愛は聖書において指弾される性的逸脱であり、宗教上の罪(sin)としてきた。一方、近年の欧米諸国においては、同性愛も異性愛と同様に生まれつきの性的指向であり、不当な扱いをされるべきではないとの認識が広まっている。
同性愛の容認傾向が広まっている現状に対する積極的肯定と非難、およびその間に位置づけられる様々な見解がキリスト教の中にある。 旧約聖書では創造神ヤハウェは、男と女が結ばれるべきだと命令している。
実際、私が仲良くしているメキシコ人(キリスト教徒)も、同性愛者に対しては「う~~ん・・・」みたいな感じでしたし。
もちろん、キリスト教徒が全員そうであるわけではないでしょうけどね。
そんなファブ5のメンバーも、人種も宗教もさまざまなヒーローたちと一緒に過ごしていろいろな話しをしていくなかで、新しいことに気づいたり理解し合うことができたり癒されたりしてさらに成長していってるんだと思うんですよね。
もう、どのヒーローもファブ5もとにかく素敵なんです!!
そんな彼らを見て、自然とホロリとさせられる。
そして私も、「掃除をしてみよう」とか「料理をしてみよう」とか「髪の保湿方法を変えてみよう」とか、ほんのちょっとだけ成長することができます。
最後は自分しだい
クィア・アイが素晴らしいと思うところは他にもあります。
それは、ファブ5がお手伝いするのはヒーローの一時的な変身ではないというところ。
毎回ヒーローには目標日が設定されます。
例えば、「次の日曜日にイベントがあるから、そこに気になる女性を誘ってデートしよう」とか「パーティーで家族や友人を家に招くから、変身した自分を見せよう」とか。
その大事な日の当日に各分野のプロフェッショナルたちが服装を整えたり髪をセットしたりスピーチの台詞を考えたりしてあげる・・・
もしクィア・アイがそういう趣旨の番組だったら、ここまで人気は出てなかったんじゃないかな。
少なくても私はここまで夢中になることはなかったと思います。
でも、クィア・アイはそうじゃない。
大事なイベントの日に向けて、そしてその先の人生に向けて、ヒーローが自分自身で服を選び髪を整え料理でおもてなしができるような術を教えてくれ意識改革をしてくれる。
でも、肝心のイベント当日にはファブ5はもうおらず、ヒーローは自分で考えて行動しなければいけない。
そして後日(だと思う)ファブ5は自分たちの拠点でイベント当日のヒーローの言動をVTRで見守りながらツッコミを入れたり褒めたり涙ぐんだりしている。
もう、なんて素敵な番組!!
なんて愛すべきヒーローたちとファブ5!!
要するに、クィア・アイを見てほしい
ということで、クィア・アイの魅力をご紹介させていただきました。
まあ正直なところ、リアリティー番組とはいえこの番組が一切ヤラセなしの100%リアルガチな番組だとは思っていません。
でも、仮に多少の演出があったとしても素敵な番組であることには変わりないし、笑って泣けてハッピーな気持ちになれるのは間違いないです。
そして、見終わったあとには「自分も変われるようにがんばろう」ってちょっと背中を押してもらえるような、そんな番組なんじゃないかなって思います。
ちょっと人間関係にウンザリしているときや疲れているときに見ると癒されますね。
今回も最後までお読みいただきどうもありがとうございました。
コメント