ルナールです。
さて、私の東北旅行記も岩手県から青森県へと場所を移します。
青森ときいてすぐに思い浮かぶ物といえば、そう。ねぶた祭りですよね。
私も以前からなんとなく興味がありまして、「いつか現地に見に行きたいな~」なんて思ってました。
でも、なかなか祭りの開催期間中に行けない・・・。
そんな時でもねぶた祭りの雰囲気を味わえるのが、今回ご紹介するねぶたの家 ワラッセです
ねぶた祭りについて
まずは、ねぶた祭について。
ねぶた祭は、毎年8/2~7の6日間、曜日に関わらず同日に開催されています。
そして、私は知らなかったんですが、各団体のねぶた(大きな張子を乗せた山車)は審査をされているんだそうです。
賞は、ねぶたそのものを審査するもの、運行や跳人(ハネト)と呼ばれる踊り子の審査をするもの、お囃子を審査するもの、そして、それらを総合的に審査するものなどがあるようですね。
そしてなんと!!
このねぶた祭は、地元の人じゃなくても跳人として参加できる、「超参加型のお祭り」なんですって!!
しかも、事前の申し込みや当日の受付なども不要で、運行スタート10分前までに各団体の待機場所に集合すれば良いんだとか!?
ちなみにねぶたの運行は、賞の審査期間中は各団体が順番にスタートするのではなく、全団体が同時に動き出すそうです。
これは、もし上空から見ることができたら圧巻でしょうね!!
ただし!!
跳人として参加するには必須条件があります。
それは、
必ず跳人の衣装(花笠をかぶった正装)を着用すること!!
以上。
これだけです。
もちろん、安全な運営をするために守らなければいけないルールはありますよ。
「運行委員の指示に従う」「ねぶた囃子に関係のないホイッスルなどを持ち込まない」「行列の中で花火や爆竹などを使用しない」「運行開始後の途中参加はしない」などなど。
まあ、これらはねぶた祭に限らず、当然のことですよね。
で、じゃあその跳人の衣装はどうやって準備するの?ってことなんですが、
・デパートなどで一式10,000円ほどで市販されているので、それを購入する
・4,000円前後で衣装の貸し出しをしてくれているお店があるので、そこでレンタルする
そして、衣装の着付けは慣れないとなかなか難しそうですが、衣装の貸し出しをしているお店で着付けもしてもらえるようなので、そちらでお願いするのが良さそうですね。
さらに、着付けビデオの無料レンタルもしてくれるそうです。
詳しくは青森ねぶた祭の公式サイトの「参加する」という項目をご覧ください。
まあ、とにもかくにも、跳人の正装をしてルールを守っていれば、地元民じゃなくても、踊り方を知らなくても誰でも参加できるって、なんて太っ腹なお祭りなんだ!!
もう、俄然ねぶた祭を見に行きたくなりますよね?
なんなら、跳人として参加したくなりますよね?
でも、どうしても祭りの開催期間中に行けないこともあります。
私も夏はなかなか行けません。暑いし。
そんな時でも、ねぶた祭の雰囲気を味わえるのがこちら
ねぶたの家 ワ・ラッセ
赤い建物が青空に映えますね。
青森駅から徒歩1分の場所にあります。私が宿泊したホテルからでも、歩いて5分ぐらいで着きました。
中に入るとこんな感じ
正面の奥の方にはお土産屋さんがあります。無料で入れます。
そして、ねぶたが展示されている『ねぶたミュージアム』は階段を上がって2階にあります。チケットもそちらで購入します。
階段の上には、小さいねぶたや跳人の衣装が展示されています。
このへんまでは無料で入れるエリアです。
そして、チケットを購入して
いよいよ中に入ります。
入ってすぐのところで早速、ねぶた祭りの映像が流れていたり、祭りに関する人々の言葉が紹介されているんですが、これ、映像もさることながら、紹介されている言葉にとても感動しました。
なかでも、見た瞬間にボロ泣きしてしまった言葉がありまして・・・
それが、こちら
うぅぅ!! 泣けるっっ!!
もうね、なんだかその時の私の状況にガチッ!!とはまってしまったんですよね。
職場の、信頼できる・頼れる人たちが次々と辞めていってしまう中、「誰と・どうやって職場の環境を良くしていこうか?」っていう悩みを抱えていた時期だったものですから。
でもね、苦しい状況になっても、
「そこから勝負」なんですよね。いや~、泣いた。
まあ、そんな事もありつつ奥に進むと、ねぶたの歴史などを紹介しているコーナーがあったり、ねぶたの顔を書く体験ができるコーナーもあったりします。
ちなみに、その体験コーナーがこちら
これは、画面上で自分でペイントした顔が、壁にかかっている白いねぶたの顔に映し出されるというもの。
で、見本がこちら
でも、私が書いたらこうなりました
・・・
・・・・・・いえ、フザケてませんよ? ちゃんと真面目にやってますからね?
まあ、確かに元々絵心が無いのは認める。
でもね、意外と難しいんですよ、これ。見本も見れないし、制限時間も短いし。
・・・さて、気を取り直してさらに進むと、ついに来ましたよ!!
バーーーーン!!
バババーーーーン!!
どうですか、これ!!
ここには、前年度のねぶた祭で賞を獲得したねぶたなどの実物が展示されています!!
そして、お囃子の音なども流れているので、それっぽい雰囲気です。
しかも、ねぶた祭では見ることが出来ないであろう、ねぶたの中の様子も見ることが出来ますよ。
へ~~!!
中はこうなってるんですね~。
さらには、大型スクリーンでの映像の上映や、おまつり体験などもできます。
さらに奥に進むと、昔ながらの『竹の骨組みでできたねぶた』も展示されていました。
実は、本当にたまたまなんですが、今回の旅行に出発する少し前、テレビを見ていたらねぶた師の特集をしている番組が放送されていたんですよ。
で、その番組でメインで紹介されていたのが、この「竹のねぶた」を作ったねぶた師の方で、番組の最後の方で、「今は昔ながらの竹のねぶたを作っています。」というのも紹介されていたんですが、まさかその実物を見れるとは!!
そしてさらに進むと、ねぶたを押している風の写真を撮ってくれるコーナーとか、その隣には実際に紙貼りが体験できるコーナーもあったりします。
ミュージアムはこの辺で終わりなんですが、私は再度じっくりねぶたを見たかったので、展示されている場所に戻りました。
で、お気に入りのねぶたを、下から見上げてみたり
左から見たり
右から見たり
っていうのを延々としていましたね(笑)
そのエリアにはベンチもあったので、なんなら半日ぐらいは余裕で居られたと思います(笑)
でも、食事が出来る場所が有料の展示エリアから一旦外に出ないと行けない場所だったと思うので、さすがに丸1日居るのは無理かな。お腹すいちゃうんでね。
そんな感じで期待以上に楽しめた場所ではありましたが、次の予定があったので、かなり後ろ髪を引かれる思いで出口に向かいます。
出口からすぐのところにお土産やさんがあります。
そんなこんなで、こちらでの滞在時間は1時間半ぐらいでした。
ちなみに、展示されているねぶたは、ねぶた祭りが終わって受賞作品が決まると、すぐに入れ替えられるみたいですよ。
下記にも書いてある休館日、8月9日・10日というのは、展示ねぶたの総入れ替え作業があるからだそうで。素早い!!
ねぶたの家 ワ・ラッセ
・住所 青森市安方1-1-1
・アクセス JR青森駅から徒歩1分
青森駅を出て左側を見れば、こちらの建物がすぐに見えます
・営業時間
ねぶたミュージアム・ねぶたホール
5月~8月 9:00 ~ 19:00
9月~4月 9:00 ~ 18:00
ショップアイモリー
5月~8月 9:00 ~ 19:30
9月~4月 9:00 ~ 18:30
食事処 魚っ喰いの田
5月~8月 11:00 ~ 20:00
9月~4月 11:00 ~ 19:00
・休館日
8月9日、8月10日、12月31日、1月1日
・料金
建物へは無料で入ることができますが、ねぶたが展示されている『ねぶたミュージアム・ねぶたホール』へ入るには料金が必要です。
大人 600円
高校生 450円
小・中学生 250円
最後までお付き合い、ありがとうございました。
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